アイドルマスター XENOGLOSSIA

アイドルマスター XENOGLOSSIA#26
星界の戦旗#13



アイドルマスター XENOGLOSSIA#26

アンドロイドとか人型に近い機械以外に
恋愛感情を抱くといった作品を初めてでした。


天海春香インベルという自分が搭乗している人格を持つiDOL(ロボットのこと)のことで悩んでいる事を
高槻やよいに相談する時にインベルの事を彼氏と勘違いする。
春香は自分がiDOLに乗っていることは秘密にしなければいけないので、それ以後に、やよいに相談する時にも
インベルのことは彼氏として扱われる。
この相談で、やよいに言われたことが解決策になることが多く、春香とインベルの関係は深まっていく。


登場人物に主人公達と同年代の男の子が登場しない、整備のメカニックも全員、女の子。
男と言えば課長のジョセフ・真月さん53歳、管制官の大道楢馬、iDOL調査員兼アイドルマスター課課長補佐の朔響くらい
でしょうか。
そのことも手伝ってインベルと春香が恋愛関係になることは自然に見えてくるのです・・・な訳ないか。
でも、やよいとの相談でインベルの擬人化を手伝って、なるべくインベル=彼氏の恋愛関係をスムーズ
に誘導してる効果はあると思います。



男を少なくして女の子ばかりにすれば人気出るのかもしれませんが『宇宙をかける少女』も
主人公の獅子堂秋葉はレオパルドという人工知能と恋愛ではありませんけど”秋葉を選ぶ”と言った描写、
主要ヒロインの神凪いつきもソルジャーウルという非人型の戦闘ナビがパートナーだし・・・
ヒロインの相手の異性は機械だらけです。


少し8スタの作品を振り返ると
舞-HiME』の時のヒロイン達は、生身の男性を相手に話が進んでいましたが
続編の『舞-乙HiME』になると、その関係はとても希薄になります。
前作『舞-HiME』では、戦うには能力者は”大切な人”を媒介に自らの意志でエレメントやチャイルドを具体化して
戦いましたが、能力者の12人中(数え方は色々ありますが)その大切な人が男性なのは7人。
一方、『舞-乙HiME』はマスターと契約し、マイスターとして戦うキャラクターの34人中で
男性と契約してるのは9人。(過去の五柱とかも入れてるので、あんまりいい数え方じゃない)
どちらにせよ女性キャラクター比率が上がり、男性キャラの出番が少なくなった。
主要人物だけ見ても2人と少ない(五柱が多いので仕方ないのですが)
主人公のアリカも女王のマシロと契約しているのでここでも男との繋がりはない。
(セルゲイといい感じにはなるが学費を名を伏せて援助するなど父兄的な感じが大きい)
つまり、8スタ作品でヒロイン達が生身の人間の男の子と恋愛するといった感じが少なくなっていったのは
舞-乙HiME』からが顕著ですよって話。




舞-HiME』(2004)→『舞-乙HiME』(2005)
男性キャラが減少


舞-乙HiME』(2005)→『アイドルマスター XENOGLOSSIA』(2007)
ヒロインと深い関係を持つのが女性同士から女の子とロボへ


アイドルマスター XENOGLOSSIA』(2007)→『宇宙をかける少女』(2009)
女の子とロボという関係は変わらず(まだ終わってないので恋愛についてはどうなるか分からない。)


っていう流れかなとか考えたりしてました。



ストライクウィッチーズ』(2008)とかもヒロインだけで男性キャラを排除してますよね。
同じ島田フミカネさんのキャラ原案作品の『スカイガールズ』(2007)はヒロイン3人に対して相手役の男を容易して
ますよね。
メカと美少女のアニメの流れみたいなのも調べると面白いかもしれませんね、
今回は2004年からの8スタだけで見てみましたけど。